あけみとり 株式会社なら町長屋

お問い合わせはお気軽に

0742-22-1991‬

受付時間 : 10:00~18:00(木曜定休)

朱鳥手ぬぐいの制作工程

朱鳥の手ぬぐい製品について

製作工程ムービー

朱鳥の手ぬぐい製作工程ムービーです。朱鳥ブランドがいかに素材から染め、デザインに至るまでこだわりのある手ぬぐいをつくっているか 大変わかりやすくご紹介しています。

「注染」(ちゅうせん)という伝統技法

朱鳥の手ぬぐいは、昔ながらの和晒(綿布)を「注染」(ちゅうせん)という伝統的な技法で染め上げています。また、この注染で使う型紙は、「伊勢型紙」(いせかたがみ)といい、数枚の和紙を柿渋で貼り合わせた「柿渋紙」(かきしぶし)に彫刻刀を使って型紙を作成。さらに、彫り上がった柄を固定するために「紗」と呼ばれる絹糸を手張りし、最後に漆を塗って仕上げます。

型彫りも紗張りも今や全国でも有数の職人による手仕事です。また、「注染」の原点は、奈良東大寺内にある正倉院(しょうそういん)に現存する飛鳥・奈良時代(西暦603~797年)に行われていた「纐纈(こうけち)」「臈纈(ろうけち)」「夾纈(きょうけち)」の三榔染めという最も古い文様染色技法であり、これらは中国大陸から伝来したものと云われています。

1.精錬・漂白

まず、入荷した生地を薬品により精錬、漂白し、生地に付いている余分な糊を汚れを洗い落とし、その後乾燥させる。

2.型置(板場 いたば)

型置(板場 いたば)
晒し上がりの生地を糊付台の上に敷き、「伊勢型紙」を謄写版のように生地の上に乗せて、上からヘラで防染糊を付け、さらに一型毎に生地を折りたたんで糊付けを行う。ここで約1m毎に折りたたむため、1反に付き12回折り返す事にる。それを3~4反積み重ねて糊付台から下ろす。生地の折り返しには相当の技術を要し、細かい柄ほど念入りに行わなければならない。

3.注染(壺人 つぼんど)

注染(壺人 つぼんど)
板場で型置された生地の上に置き、生地の上から染料を十分注ぎ込んで染め、さらに生地を反転させて同じ方法で再度染める。このように、生地の裏表から二度染色するのが「注染」最大の特長といえる。長年にわたって培われた職人の優れた技術と感覚によって、独特の色合いや微妙なタッチ、立体感などが表現される。

4.水洗(浜 はま)

水洗(浜 はま)
染め上がった後、型置の時の糊と上かぶりした余分な染料を十分に洗い落とす。この作業に携わる職人を浜方(はまかた)という。

5.乾燥(立干し たてほし)

乾燥(立干し たてほし)
十分水洗いした生地を遠心分離機によって完全に脱水し、天日または室内の乾燥設備に立干しする。

手ぬぐいのお手入れ方法

色にもよりますが、本染めのため多少の色落ちは防げません。最初二度ほどは、たっぷりの水で単独での手洗いをお勧めします。
※洗剤を使用すると漂白効果で急激に色落ちすることがあります。

手ぬぐいの特徴として、端は切りっぱなしです。はじめはほつれていきますが、無理に引っ張ったりせずハサミで余分な糸をカットして ください。端から約 5 ~ 10 ミリのところで自然にほつれなくなります。

制作工程ムービー

朱鳥の手ぬぐい製作工程ムービーです。朱鳥ブランドがいかに素材から染め、デザインに至るまでこだわりのある手ぬぐいをつくっているか大変わかりやすくご紹介しています。

映像時間:約6分15秒