古都奈良の食品、繊維、工芸、日本酒などを製造販売する「ものづくり」12社が結束して「校倉な会」(魚谷和良会長)を結成し、こだわりの商品を統一ブランド「正倉文様」として本格販売を展開する。奈良市橋本町の奈良マーチャンシードセンターで10日、統一ロゴ「正倉文様」をすり込んだ商品などを、さっそく市内のホテル・旅館関係者に公開し、商談会が開催された。
毎年、正倉院展を目的に全国から古都奈良に訪れる観光客に対応した土産物づくりについては、同市脇戸町の和菓子店「なかにし」の中西克之さん(39)らが意欲的に取り組んでおり、異業種のものづくり関係者の間で3年前から構想が話し合われた…